ポルトガルの主要都市について

ポルトガルには、現在308都市4,261地区が存在します。 2000年時点の都市人口率は53%と、ヨーロッパ諸国としては例外的に低いため、大都市が少ないそうです。 多くのヨーロッパ諸国の都市人口率は70%~90%。

リスボン/Lisboa

リスボンはポルトガルの首都であり、ポルトガル最大の都市です。南ヨーロッパ有数の世界都市でもある。 面積84.6平方キロ、人口564,652人。北緯38度43分、西経9度8分。近郊を含む都市的地域の人口は238万人で、 ポルトガルの人口の20%以上に相当するそうです。日本語では「リスボン」と表記されることが多いようですが、 ポルトガル語では「リジュボア」といいます。ポルトガルの政治、経済、文化、教育の中心であり、リスボン港はポルトガル最大の 海港でもあります。リスボンは大西洋に流入するテージョ川の河口に位置する港湾都市です。 テージョ川沿いのすぐ近くまで丘が迫っており、市街地の多くはその丘の上に発達しています。そのため坂の多い街であり、 別名「7つの丘の街」とも呼ばれます。これらの坂を上り下りする市電とケーブルカーが名物です。

リスボンの気候

典型的な地中海性気候で、夏は晴れた日が多くほとんど雨が降らないようです。時折アフリカ方面から来る熱波により40度近くなることも あるりますが、乾燥しているため日陰にはいると過ごしやすいそう。夜は気温が下がるので肌寒くなることもあり、 冬はぐずついた天気が 多くなりますが、それほど気温は低くならず、雪はめったに降ることはないようです。

ポルト/Porto

ポルトはポルトガル北部の港湾都市。人口約263,000人でリスボンに次ぐポルトガル第二の都市です。同国屈指の世界都市であり、 ポルト都市圏では、人口は約160万人を数えます。聖グレゴリウス聖堂、大聖堂、ポルサ宮、聖フランシスコ聖堂など市街地は ポルト歴史地区として1996年に世界遺産に登録されました。ポルトは大西洋に流入するドウロ川北岸の丘陵地帯に築かれ、河口に近いく、 ドウロ川にはドン・ルイス1世橋など4本の橋がかかります。リスボンの北300キロに位置し、ポルトガル北部の中心地です。

クレリゴス教会

クレリゴス教会は、ポルトガル・ポルトにあるバロック様式の教会です。鐘塔は『クレリゴスの塔』と呼ばれ、 ポルト市内各所から眺められる、市の象徴となっています。教会は、18世紀にポルトガル北部で優れた作品を残した イタリア人芸術家ニッコロ・ナッソーニが、クレリゴスの修道士らの依頼で建てたもの。 教会の建設は1732年に始まり、1750年に完成しました。長く後世に残る、教会前面の分割された階段は、1750年代に完成しました。 教会のメイン・ファサードは、バロックの花輪模様や貝のモチーフで密に装飾され、ペディメントが打ち込まれました。 窓上の中央帯状装飾は、典礼と香立ての象徴です。側面のファサードは、教会歩廊の楕円形平面図をほとんど見せています。

ポルト大聖堂

ポルト大聖堂は、ポルトガル・ポルトにある大聖堂。市内で最も古い建造物であり、ポルトガル国内で最も重要なロマネスク 様式建築の一つです。大聖堂は平面が四角形の双塔を備えています。いずれも控え壁で支えられ、ドームを頂いています。 ファサードには装飾が施されておらず、しかも異種建築様式の混合となっています。ロマネスク様式の身廊は狭い方で、 トンネルヴォールトが架けられています。両側は背の低いヴォールトの側廊となっています。中央にある身廊の石造り天井を支えるのは、 ポルトガルではこの大聖堂で初めて採用された飛び梁を使った技法。当初ロマネスク様式であった大聖堂はたびたび改築を受けましたが、 ファサード全体の外観はロマネスク様式のままです。

ボルサ宮

1834年に、火災で焼失したサン・フランシスコ修道院の跡地に建設されました。

ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア/Vila Nova de Gaia

ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアはポルトガル北部の産業都市。ポルト市とはドウロ川を挟んだ対岸に位置します。 ポルトガル第3の人口を誇ります。ドウロ川にかかるドン・ルイス1世橋から見えるポートワインのロッジ群はガイア市に属します。 ガイア市は、市域の狭いポルト市のベッドタウンでもあり、大ポルト都市圏の産業都市でもあります。

ポートワインのシッパー

ドウロ川上流で醸造されたワインを河口部に位置するガイアに運び、各シッパーのロッジで熟成したあと、対岸のポルト港から 輸出されてきました。 各シッパーのロッジはドウロ川河岸から丘の中腹にかけて建っており、多くの観光客を受け入れ、 製造過程の見学や試飲ができるようになっています。 なお、土曜・休日は休館しているところが多いので、見学する際には注意が必要。

アマドーラ/Amadora

アマドーラは、ポルトガル、リスボン県の都市。リスボン都市圏を構成する都市のひとつです。 リスボンに隣接するアマドーラは、数世紀にわたってリスボンの富裕階級の避暑地となってきました。小さな村々の集まった中核は、 ポルカリョタと呼ばれていました。1907年、地元住民は国王カルルシュ1世に地名の改名を願い出て、 同年10月28日にアマドーラと改められ、1979年9月11日、都市に昇格しました。リスボンとの往復が容易な地下鉄、バス網、 鉄道網が整備され現在はリスボンの衛星都市となっており、高層住宅街や工業地区が景観を占めています。 一方で、カーボベルデやアンゴラの出身者が多くを占める、大きなアフリカ人コミュニティーを抱えています。

ブラガ/Braga

ブラガはポルトガル北西部の都市であり、ブラガ県の県都。ブラガを中心とするミーニョ都市圏は、リスボン都市圏、 ポルト都市圏に次ぐポルトガルで第3の都市圏を形成しています。「リスボンは楽しみ、コインブラは学び、ポルトは働き、 そしてブラガは祈りの町である」という言葉からも明らかなように、ブラガは、ポルトガルにおいて、信仰面で重要な役割を 果たしてきています。4世紀には、Patemusと呼ばれる司教がブラガに住んでいたとされます。もっとも、聖オヴィディウスと呼ばれる 聖者がブラガにおける最初の聖者とする説もあります。5世紀には、アウグスティヌスの友達でもあるパウルス・オロシウスがブラガに生まれ、 神学、歴史の書物を著しています。6世紀には、ブラガの聖マルティンが登場し、スエビ族をアリウス派からカトリックへ改宗させました。 また、このころ聖マルティンがブラガ近郊のドゥミオに修道院を建設したとされています。ブラガは、古代ローマ以来の歴史を持つため、 多くの文化遺産が残っています。

ブラガ大聖堂

ブラガにおける最も重要な建築物。12世紀に建築が始まり、その工事は、18世紀まで続いたそうです。

ブラガ城の塔

古代ローマ時代に建設された城ですが、現存しているのは、ゴシック建築の塔のみとなっています。

コインブラス礼拝堂

コインブラス礼拝堂は、ポルトガル・ブラガにあるマヌエル様式建築の礼拝堂。礼拝堂は、1528年にブラガ大司教ディオゴ・デ・ソウサの 依頼を受けたビスカヤ出身の建築家によって建てられ、国の文化財に指定されています。

旧大司教館

18世紀に建設され、現在は市立図書館になっています。広場の前には、バロック様式のペリカン噴水があります。

ポプロ教会

16世紀に建造された新古典主義建築の教会です。